2013年10月27日日曜日

さいたまクリテリウム by ツールドフランス

さいたまクリテリウム by ツールドフランス
SAITAMA Criterium by Le Tour de France

にちょっと行ってきました。

元々行く予定では無かったし、あんまり期待してなかったり雨でテンション下がってたりで真面目に観戦してないんですが。何枚か写真を撮ったので掲載しておきます。





いつもの赤い車。
シュコダかな?と思ってよく見てみるけどメーカーロゴの配される位置には今大会のロゴが・・・。
日本でスポンサードしてもまあ意味ないしね・・・。正直言うと、ゴールラインにペインティングして欲しかったけどね。






まずはポイントレースその1。
ゆるゆる。最初はウォームアップ走行。






雨です。雨ですよ。雨。






雨の流し撮りはバックが白くボケるので合成かってくらい浮き上がります。






これもそこそこうまく撮れてます。
ネオ一眼なのでスポーツシーンでの素早いズーム調整が苦手です。






バイクのおじさん達は本場のプロらしいです。
断じて白バイではありません。






逃げてます。






メイン集団。





なんか雰囲気出てたので。フリー素材にでも使ってください。






ポイントレースその2。
黄色い人と緑色い人。






この人達序盤から逃げてたけど、めっちゃ近く走るんで3回ぐらい撮り損じてます。






黄色い人。
時間的にメインレースが近づいてるからか、観客増えてます。






緑色い人。






あんまりマジメに走ってないのか、あんまり迫力ないです。
鋭角コーナー手前なので30ぐらいしか出てないですけど、周りの人はみんな「はやい~」って言ってました。






カメラバイク撮ろうとしたら手前横切るもんね。
これアレじゃね?スピード感をお伝えするためにいつもより余計に近くを走っております的な?






やっとあっち走ってくれます。
コーナー手前のアウト側なんでほんとはあっち走るべきなんですよ。そうですよ。






黄色い人を横から。
ポイントレースはここまで。次はメインのクリテリウムレース。






一度柵から離れたら戻れなくなったので、なんか流し撮りしてみた。






ふえぇ。






ずっと空飛んでた。中継ヘリかなと思ってたら毎日新聞。誰かがフランスの色だとか言ってたけど。






晴れた。マジ晴れた。






もうレースとか見えてないから空とか撮っちゃう。






作戦を練って露出長くして・・・。ちょっと撮れた。






バイク。MAVICバイク。







見えないしたまにしか来ないし暇で暇で。






撮れた。 よく見たら多重になってるのは、人の足の隙間を通過する間に像の位置がずれるから。






馴れれば撮れるもんだ。ただし、観客の股より上は写らぬ。






黄色いフレームはMAVICのスペアバイク。
チームカーとか走ってないので。






バイク。






赤い車。






黄色い人。この後勝ちました。






こういう看板が結構立ってました。






最終コーナー。




という一日でした。この後一緒に居た人とちょっぴりお酒を飲んで帰りました。

でね、あんまり文句ばかり言っても仕方ないんですけど、思いつく事が文句ばかりなので掻い摘まんで書いておこうと思います。

正直言うと、プロのロードレースを生で見るのって初めてだったんですけど、テレビで見てたロードレースとはいろいろ違うなって思いました。ツアーオブジャパンなんかは国内トップレベルのレースの割に本場と比べると見劣りするってのは知ってましたけど、このレースは本場フランスの、そして世界最高の自転車レースとして誰もが認めるツールドフランス。

本大会以上のモノを用意せよとは言いませんけども。表彰式はどこかオマケ感。ポディウムガールはずっと同じ二人。キスも無し。とれたてのたまご~も一回流れただけっぽかったし。

登壇した選手達も喜んでるんだけど、本大会のステージ優勝クラスの名誉でない事はみんな自覚してるようで。
今大会一番の注目だったメインレース、最後のマイヨジョーヌ、マイヨベール、マイヨアルカンシェルの3人の逃げが決まったのは集団が意図的に逃げを決めさせたから。アンダーパスでの出来事だったので放送を見てないとわからない事ではあったんですが、海外選手はみんなパレードだと思ってたんでしょうね。その意図を無視して追いかける国内選手も出ず。集団が迷ってる間にガチ逃げしちゃった3人が集団へ戻る事もなく。
黄色いおじさんフルームがロングスプリントを始めたとき、他の二人は踏まなかった。確かにきつかったんだろうけど、辛い思いして勝つレースでもないし、会場がフルームに注目してたのを知ってたんじゃないかと思ったり。あくまで推論ですけど。

そんな事よりですよ。コースですよ。世界トップクラスのスピードを見せたいなら、道幅が広くて見通しの良い長い直線のあるコースをと思うんですね。大宮バイパスが無理でも、首都高速埼玉新都心線・新都心西出入口の両脇の大通りとか比較的交通量少ないし。あのクラスの道を使うべきだと思うんです。あるいは盲腸線の高速道を使うとか。それでもシャンゼリゼのような景観は無いですが。
走路もそうですけど、観戦スペースもです。陸橋で立ち止まって見ないでっていうのはわかるんですけど、普通の歩道でも謎の観戦禁止措置がとられてたり、線路際ではそもそも片側に歩道がなかったりと、ただでさえ歩道の狭い地域なのに余計に見る場所が無いんですね。
加えて、この新都心コースの中心に建つ合同庁舎群はそもそもお役所系ですから、上から観戦・・・なんてもの当然ムリな話で、しかも他にあるコース沿道の建物と言えばお高いマンションか駐車場かくらいしかないんですよ。上からとなると、立ち止まらないでくださ~いのペデストリアンデッキくらいしかないんです。ホント。ちょっとだけ折り返し地点に商業複合施設がありますけど、道路が見える建物ではないですし。なので、出遅れたからちょっと見えにくいところから・・・どころではなく見えるか見えないかなんですよね。
それから、そういう立地上、お祭りでありながら周辺の商業店舗が潤わないんですね。線路に挟まれた新都心地区お役所エリアはコンビニもほんとに少なくて、ご飯を食べるところは数カ所にまとめて置かれてて一度迷い込むとなんか乾いた気分になるんですね。飲食はそのくらいですけど、物販店舗はというと皆目ないんですね。だからスカイツリー丼みたいな便乗はまず無い。地域の協力があって盛り上がるっていうのが無いんです。
市長はこれから自転車のまちという一面をさいたま市に与えたいなら、レースの招致や開催、サイクリングイベントの計画などを進めてくるのかと思いますが、行政が一方的に公道を封鎖して走らせてってだけでは地域住民は不便なだけで余所でやれと言われかねません。
交通の動脈の多いさいたま市でどこまで交通規制できるかというのは課題ですがね。

来年もやるとかやらないとか言ってますけど、このグリコのオマケみたいなレースは毎回国を変えてやるべきだと思うんですよね。シーズン終了を告げるジャパンカップの続きでという意味でなら選手にもウケが良い日本が適任かもしれませんが、選手のレベルも地域民からの認知度も低い日本とTDFが癒着するのは良い事ではないと思います。本場の人からすれば全く腑に落ちませんから主宰への不信感になるでしょう。

こういう具合に考えるわけですが、何にせよあまり興味が無かったので、実はもっと深い考えがあっての事だったのかもしれません。
まずはASOのUCIレースでも市内でやってみればどうですかね。テレビ越しにも美しい風光明媚な場所があればですけど。

2013年10月14日月曜日

さいたま市政令指定都市10周年記念花火大会

10月13日日曜日。季節外れの花火大会が開催されました。

例年、夏に行われる花火大会を撮影しに行きますが、そのほとんどは打ち上げられた音を聞いてから開催を知り、急いで支度して撮りに行っていました。しかし今回は市内の催し物であり、さいたま市としても今月開催されるさいたまクリテリウムへのムードを高めたかったのか、地域の催し事に疎い自分でも事前に情報が入っていました。
打ち上げ場所は大久保浄水場の近く。これまで撮影してきた戸田や川口よりも遙かに近所。というより、近所すぎてむしろ、いつもの撮影場所である荒川の堤防上では人が多すぎて撮影が難しい可能性すらありました。
そこで今回は打ち上げ場所や車両通行規制エリアなどを考慮に入れ、確実な撮影場所を割り出すことにしました。

打ち上げ場所となっているエリアは大久保浄水場の脇にある河川敷や田んぼの広がる開けた地域。建物も限られたフラットな地形なので基本的にどこからでも見られるのですが、撮影するとなるとやはり三脚を立てられるだけのスペースや、街灯の写り込まない角度、何より人混みなので手前を人が横切らない場所が必要です。
幸い、大久保浄水場の周辺は深夜に自転車で周回したり、教習所への通学路として使っていた事もあって道がどう走るのかよく知っていました。そして田んぼの広がる土地ですから、道は等間隔で十字に交差。周辺の道路の接続や舗装の太さからして人が少なく、そして画角内に人がほぼ入らない場所を見つけました。

当日。打ち上げ予定の20分前くらいに現地に入ったところ、会場周辺は予想以上に多くの人でごった返していました。いつも周回しているルートは自転車に乗ったまま通れないほど、そして屋台も出ている様子。
浄水場の周りは街灯が明るいので当然人も多いはず。逆に街灯の少ない道は昼間に利用したことのある地域の人間しか上手く使えない。案の定、睨んでいた撮影場所は十分な空席があった。
後はいつも通り。三脚を立て、カメラを取り付ける。マニュアルで打ち上げ花火向けのセッティングを出しておく。

18時30分、人混みの方向からアナウンスが始まり、程なくしてさいたま市長が挨拶する。声から察するにとにかく興奮している様子。ツールドフランスの話題に触れずにはいられないようだ。
カウントダウンがされ、打ち上げが始まった。



ピントや打ち上げ方向などを修正し、打ち上げ高さを確かめて画角を絞っていく。


火の長さからシャッター速度を決め、明るさから絞りを調整する。


風があるようなので、あまり露出を長くすると形がくずれてしまう。


高さがまちまちなので、撮りたいように撮るのは難しい。


尾の長い花火は広がりながら風で流れてしまうのでぶれたように写ってしまう。
目で見て綺麗だからといって、写真でも同じく綺麗かというとそうはいかない。


浄水場との距離感。


点の軌跡は撮影に最適である。


二色以上同時に写り込む方が見栄えが良い。
写真では残像が無いので画面内で色の対比ができる。


煙の多い花火は煙が光って白く潰れてしまう。
まさか減光フィルターは使うわけにはいかないが、絞りや露出で対応したい。


枝分かれなどは、実際見るより写真に撮った方が美しさの際立つ良い例。
構図としては悪い例。


収まりが良すぎると大きさの感覚が失われてしまう。


色の変化する花火は見た目にも美しいが、撮ると違った美しさが見られる。
軌跡がそのまま時間軸になっている。


密集して打ち上げられると白く潰れるため、わざとはみだすまで望遠している。
臨場感と躍動感が得られる。


闇を切り裂く高揚感。


しかしやはり、細い線を描く花火が最も写りが良い。


控えめな存在感。


エレクトロニックな色調変化が非現実感を出す。


上品ながらも主張が強い。


サイケデリック。軌跡をよく見ると、花火師のこだわりを感じられる。


同時に打ち上げられる迫力。大きな点は閃光の痕。こればかりは実際見てもらうほかない。


いくつもの大輪が視界を覆う。


適切な密度で打ってくれると撮る側としてありがたい。


一つの玉から放射状に広がるハート。観客からは他の花火とは違った反応がある。


同時に広がると、ちょうど良く画角に収めるのは難しい。改心の出来。


色合いが好み。中心から広がるにつれて七色に変わる。見応え十分。


咲き始めから散り終わりまで綺麗に収めるのは難しい。
収めるべき花火とカットすべき花火の判断もまた難しい。


フィナーレ。他の写真では潰れるほど明るい。撮り損じの方が良く写っている。




という感じの花火大会であった。今回は会場が近く、花火のアナウンスがわずかながら聞こえていたことがあってかタイミングが合って綺麗に写った率が高かった。
ある程度風もあったので煙が流れ、雲や霞が無かったので色合いも申し分ない。
2時間弱で総計304枚を撮影した。
上着を着、ネックウォーマーを用意しての防寒体制だったが、思っていたよりも寒く、冬用手袋を用意していなかったのを後悔した。ただ折り畳みイスを持参したりハンディライトを忘れないなど、温度管理以外に抜かりは無かった。


現地に向かう途中、敷地内でバーベキューをする民家を少なくない数見かけたのだが、花火と言えばバーベキューなのは市民の常識なのだろうか。
ビールだけはうらやましく思った。